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Home > 市民のページ > 2007/7/19 3年後どうなる。福島の観光開発!
3年後どうなる。福島の観光開発!
 新潟では震度6強の地震が発生し、被災者の気持ちを察すれば、「梅雨がうっとうしい」とばかり言ってはいられない。幸いにも福島県は災害の少ない地方であり、まして福島市は、夏は盆地特有の“蒸し暑さ”と、冬の吾妻降ろしの季節風さえガマンすれば、まさに天国“福の島”である。そんな気候条件が幸いしてか、福島市の北西に位置する“わが家近辺”は果物王国として、サクランポ、桃、梨、りんごの宝庫である。近辺の四方八方は、これからくだものの香りで腹いっぱい!になる季節を迎える。
  福島市の瀬戸市長も「くだもの王国ふくしま」をアピールするホームページを独自に立ち上げ、消費拡大に努めている。福島市の観光キャラクター“ももりん”も平成8年に誕生し、すでに11歳になる男?女?の子に成長した。だが、“ももりん”の成長とは裏腹に、福島市の観光開発にはこれといった成長が見られない。もっと思い切った観光開発に力を入れないと県内は会津方面や山形県の米沢方面、宮城県の松島方面などにますます観光客が奪い取られていくのではと危惧するばかりだが。(写真はお粗末な浄土平の階段)

 危惧する最も身近な所では、“フルーツライン”がある。何が、どこがフルーツラインを名乗っているのか“地元”にいても良く分からない。果樹園農家が道路沿いにパラパラ、バラバラに小屋で果物を売っているとしか見えない。「もう少し、皆で栃木県の那須街道のようなに統一した店の看板を立てるとか、観光客を誘致する案内板や近隣の名所旧跡の距離・方向などを示す標識を立てるとかしろ」と言いたくなるほど、実に観光客には不親切なフルーツラインだ。特に駐車場は狭い店が多く、県外の大型バスが何台も駐車できるスペースを確保できる直売店は何軒もない。小粒な店構えで細々と商売をするなら、いっそうのことフルーツライン沿いに大駐車場のある大型の果物ショッピングセンター(市場)でも市が建設して、県外の大型観光バスを誘致した方が「山形的観光」でいいんじゃないか。福島市には多くの歴史があり、その分の名所旧跡が存在する。そればかりか現代の有名人も多く輩出している。そうした名所・旧跡・有名人を点から線に結びつけたルート観光を確立すれば福島市内にも県外ナンバーを付けた大型観光バスや自家用車が目立つのではないのか。「くだもの王国ふくしま」ホームページにもそうしたルート観光を示す“一工夫”が欲しいところだ。いつまでも個人で頑張った花見山公園の阿部さんに頼った観光ではいかなるものか。福島の商人は昔から「売ってやるから買いさ来い!」といった殿様商売を続けてきた。そうした考えが商売や観光開発にも影響しているのではないか。「打って出る」という積極的な発想で物事を考え変えなければ「観光立市」とは行くまい。

  ルート観光でもうひとつ小言を言わせて貰えば、福島市の観光のシンボルである「吾妻スカイライン」の通行料金と駐車場の高いのと途中の景色の悪さには驚いた。何十年振りで浄土平にも登ってみたが、頂上までの階段は一体なんなのだ。足下に気を取られるばかりで景色を見る余裕すらない。丸太が敷かれているのは味があって良いが、階段は凸凹でゆっくりと上がれる状態ではない。「スカイラインには高齢者はご遠慮ください」との看板を料金所前に立てたらいい。それに、猪苗代側の料金所前には廃屋となったドライブインが見事にスカイラインのイメージを壊してくれる。まさに福島市の“フルーツライン”も“スカイライン”も見事に福島の観光の名を汚す存在で悲しい。(写真は浄土平に続く危ない階段の連続)

 先月、冬柴国土交通大臣は、日本を旅行する外国人数を2010年目標に1,000万人以上にする「観光立国推進基本計画」が閣議決定されたと高らかに会見場で語った。日本人の海外旅行者数も2,000万人として、観光旅行で得る消費額を30兆円にすること。さらに国内を旅行する際には1人当たりの宿泊数は年間4泊になるようにするなど、国内外に『観光立国・日本』を最大限にアピールすることになったのだ。まずは、その実現に福島市も貢献するなら、まず身近な所の観光資源を見直して見ることだ。まだまだ、福島市の観光開発は“ももりん”頼りでは情けない。頼みは瀬戸市長、あなたの「観光立市」に賭ける意気込みと現地視察、そして采配だ。(07.7.18)



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