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まったくひどい社会になったものだ!

 まったくひどい社会になってしまったものだ。人を騙して金儲けをしても罪の意識を感じない人間が何と増えたことか。それも若者から高齢者まで、“誰彼無し”に狙った組織犯罪が暗躍していることに怒りを感じる。被害に遭わないまでにも、毎日のようにかかってくる迷惑電話や勧誘にヘトヘトする始末だ。「そんなに儲ける話しなら、アンタひとりで儲けたら」、「ウチにそんな名前の息子(娘)はいないよ」、「こちらから、ソッチに電話するから何番なの?」とか、「ウチも建築やっているから・・」などの応対で切り抜けてはいるものの、一向に減らないこうした商法の数々。

 「オレオレ詐欺」も被害者の数が激増するうち、いつの間にか「一大産業」にのし上がった。今度は「悪徳リフォーム商法」とやらが、孤独な高齢者に甘い言葉を囁き、最後は脅しで大金をせしめる事件が続けて明るみに出た。ひとつは県内で100人近い人が被害に遭い、
写真は福島民報7月1日付
写真は福島民報7月1日付
全国では何と5400人もの人が騙され、その被害金は100億円以上にもなるというのだから驚く。もうひとつは銀行マンの機転で被害を食い止めたが、これって本当に悪質な“ニュービジネス”の手口ではないか。よくもここまで被害が広がっているのに、警察も行政もなぜ手が打てないでいるのか。また被害が広がるのも安全管理に無防備で、金持ちの日本人の孤独な姿が浮かぶようだ。

 こうした事件が起きるキッカケは、やはりテレビ番組の影響が大きい。“家のリフォーム改造”にカリスマ的な設計士がさっそうと登場して、誠心誠意を尽くして、依頼者の予算内で見事に大改造を成し遂げ、その主や家族から涙ながら感謝を受けるラストシーンに視聴者は釘付けになる。番組の最後に予算額と実際の額が比較されてほとんどが予算内で収まっている。だが、これはあくまでも造られた番組であり、いろいろなからくりがあることを理解しなければならない。設計費用は含まれていないとか、○○工事は別途とか、紛らわしい数字が並んでいる。だが視聴者は、「予算内であんなに素敵な家に生まれかわるものなら、ウチもやろう!」という気になる。イメージというものは恐ろしいもので、すでに頭の中では、“わが家もリォーム”に取りかかっているのだ。たまたま、そこに、誠実そうな営業マンが来たら、頼んでしまうのも無理のない話だ。悪徳業者なら、「待っていました!」と飛びつくだろう。

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