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またまた“ウソツキ”日本道路公団

建設メディア顧問
マスコミ人OB会福島ペンクラブ会長
元福島民報専務・編集局長 星一男氏
星一男氏

 またも日本道路公団の不祥事だ。役所の悪も極まった。内田道雄副総裁が現職のまま背任と独占禁止法違反ほう助で東京地検特捜部に逮捕された。この内田なる人物、東大工学部を出て道路公団に入ったプロパーで実質的なトップの座を占めた男。さぞ優秀だったんだろう。だが、ちょっとばかり厚顔過ぎないか。「談合の存在も“かずら会”の名も知らない」の一点張り。自己主張を頑固に守り通そうという意志強固はいいが、守り通すモノが真っ赤なウソ、それも素人でも判るウソとあっては空いた口が塞がらない。ツラの皮が十倍も厚い破廉恥な男だ。東大は出たかもしれないが、世の中を甘く見ちゃいけないよ。

 道路公団というところは、なんでこうも奇妙キテレツなトップが居るんだろう。2年前、藤井治芳というキテレツ総裁がいた。天皇・皇后両陛下がご視察になる東京湾アクアラインの事前チェック予定を「今日は行けない」といきなりキャンセルして雲隠れした。あわてふためく公団職員が嘆いた。「道路公団総裁として、これ以上の重要な用務って何だ」。建設事務次宮から天下ったこの人は、公団への通勤を公用車は使わずワゴン車で地下駐車場から荷物用エレベ一夕一で総裁室に入る、という偏屈者。民営化推進委員会で問題になった」“幻の財務諸表”騒ぎで「無かった」と白々しいウソを言い通した人物だ。このウソを言い通す腹黒さが無いとトップにはなれないのか。

 内田副総裁は富士高架橋の工事で一括発注でなく数社に分割発注を指示し、部下からの「それでは1億円余計に費用がかかる」との進言も一蹴、強引に分割発注をやらせたという。民営化を目前にして公団が経費節減を進めている最中のことだ。彼は公団=税金より架橋業者サイドに立っていた副総裁だったのである。そこまでやる理由は何か。地検の調べでそのうちハッキリするだろうが、60歳を迎えて自分の凄いポストへの天下りが頭を占めていたのではないか。現に部下の技師長を三菱重工に年収2500万円で就職させようとした。第二の人生が年収2500万円だと!
 道路公団あたりのお偉方の世界は準役人ながらなんとハイレベルなことか。介護保険法が改正された。改正と言うが庶民にとっては自己負担増が重くのしかかる“改悪”法だ。医療も高くなる。1万円から8万円ぐらいの負担増でも、月々つましく暮らす庶民にとっては悪代宮の年貢取りのように思えるのだ。サラリーマンの増税も同様だ。そんな中での内田ウソツキは絶対に許せない。(2005・7・27)


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