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主幹 富田正廣

宮崎県民は福島県民よりも怒っていた!?

 「エッ! ホントかょ」と驚いた21日に行われた宮崎県知事選挙のニュース速報。暴行事件や不祥事を起こして芸能界から追放されても不思議でなかったタレント・そのまんま東に当確の二文字が点いた。歓びの当選インタビューでは、出馬表明したわずか2ヶ月前のそのまんま東ではなかった。彼がどのように選挙戦を戦ったのかは知る由もないが、バカをやっていたタレントの頃とは見違えるほど“いい男”になっていた。「こんなタレントに何ができるのか」、「お前に入札制度改革なんて分かりっこないよ」といった声が建設業界からも飛び交っていたに違いない。彼の力量は未知なるものだが、政党をはねのけ、官僚を選ばなかった宮崎県民は偉い。相次ぐ「談合事件」に対して福島県民よりもっと怒っていたのかもしれない。「宮崎県を新しく変えんといかん!」ただその素直さと情熱が、政策をより難しく、押し付けがましく訴える高学歴“官僚”より、ふだん着のままの“素人”を選んだ宮崎県民は本当に偉い。

 この選挙結果に対し自民党は、「保守分裂が敗因だ」と選挙の形にこだわったが、もう政党という基盤に乗っかり、言われるままに選挙するほど国民はバカではない。塩崎官房長官も「政党が地方選の前面に出ることはどうなのか」と会見で発言していたが、これこそ政党不在を印象付ける発言だ。
 こうした選挙戦真っ直中にあって、一昨年「談合決別宣言」したはずの大手ゼネコンに、またしても談合疑惑が発覚した。日本を代表する鹿島、大林組、清水建設といったスーパーゼネコンですら、こうした事態を次から次へと引きおこす建設業界の体質はこれからも懲りないのかとただただ腹立しい。「国は俺達を絶対潰さない」と次から次へと起こる大手企業の不祥事は、どこまで国民を愚弄ればいいのか。

 そのまんま東さん、おっと! 東国原英夫知事。県民があなたに期待することはただ一つ。県政を県民の手に取り戻すこと。そのために26万6807人の県民はあなたに一票を投じた。政治に素人でも立派な県政の舵取り役ができることを国民に見せて欲しい。日本初の入札制度改革の構築も成し遂げて欲しい。知名度の足りなさを嘆いた官僚候補にもう一回、泡を吹かせて欲しい。政党基盤に乗っただけで選挙は勝てないことを立証して欲しい。ガンバレ!東国原英夫知事。それにしても、前妻のかとうかずこさん、大魚を逃してしまいましたなぁ?。(07.1.22)



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