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主幹 富田正廣

利権に走らず、『権不10年』の精神を!

 新しい福島県知事が決まった。終盤まで盛り上がりに欠けた選挙戦だった。それでも投票率は58.77%と大方の予想通りではなかったのか。2004年の参議院選で知事に当選した佐藤雄平氏(民主・社民推薦)は445,560票を獲得し、上積みは51,611票だ。惜しくも敗れた森雅子氏(自民・公明推薦)は同じ地盤から立候補した岩城光英氏が獲得した406,793票をたった10,843 票下回っただけだと考えれば、森氏の「もう少し時間があれば有権者の皆様に分かっていただけた」と言う敗戦の弁もうなずける。
 それにしても小川英雄氏(共産推薦)は前回立候補した阿部裕美子氏が獲得した128,300票を89,843票も減らした。立候補者全員が今回の選挙では無所属・新人として立候補したが、自分の所属する政党を隠しての立候補に何の意味があるのだろう。アメリカのように「共和党だ!」、「民主党だ!」と堂々と政党の顔で立候補すべきだ。その点、本当の野党第一党をめざしている共産党なら、今回も堂々と共産党で立候補した方が前回の投票数を上回ったのではないか、いかがか。

 「県民党」を名乗った佐藤雄平陣営は「ズバリ!当たった」とはしゃいでいるだろうが、浜通りは双葉町を除いたほかはすべて森候補の地盤ということに、「西高東低」が見え隠れしないよう県政を動かして欲しい。ある県土木部OBは「森さんになったら県職員は大変だったと思う」と安堵していたが、結局はあまり職員の領域に踏み込まれたくないという公務員独特の考えかとも思うが、県職員の心の奥は理解できない。また、ある建設業者は「ホッとしている。まあ、中央は自民党政権で佐藤さんも大変だろうが、森さんが知事になるよりは、建設業者にとっては佐藤さんがなったのはありがたい」と言う。福島県の事情を何も知らない、“子育て中の落下傘オバサン”知事よりは、県内を知り尽くした“小沢民主党代表を小振りにしたような男”である雄平サンのほうがまだいいという声も聞く。何も知らない人より、まあ、利益誘導型とも言われる雄平サン、業者には何かと都合がいいことは確かである。



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