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主幹 富田正廣

歴史深い建物を壊すことは、歴史も捨てること

 「私が福島の町並みを見ながら自転車を走らせて感じたことは、現在の福島市は、往年の板倉三万国の面影を残しているところが非常に少ないということです。城下の中心であった福島城のあった場所には、現在、福島県庁が建てられており城下町の雰囲気を味わうことのできる場所はほとんど無くなっています。これは日本全国の各都市に共通して言えることだと思いますが、最近では昔の建物がどんどん取り壊され、近代的なビルやマンションなどに変容している傾向にあります。
古い伝統をもつ、昔の建物に関しては、それを保存していくための金銭的な問題が非常に大きく、最近では維持ができなくなった建物を取り壊すなどして、年々古い建物が町から姿を消しつつあります。私が思うに、やはりこうした伝統をある古い建物に関しては、国なり地方公共団体などの公的な機関が、修復費や維持費などを建物の持ち主に援助してそれを積極的に保存していく必要があると感じられてなりません。やはり、個人の力では、古い建物を維持していくのは限界があるか思います。何よりも一旦取り壊されてしまった建物はもう二度と元の姿には戻りません。歴史深い建物を壊すことは、その背景にある歴史をも捨てることにも繋がります。無駄な部分に税金を投入しつつある昨今、こういう文化財保護にこそ、惜しみなくお金をかけるべきではないでしょうか。世界から『日本は歴史・文化後進国である』と笑われないようにするためにも、文化財の保護については、特にお金をかけて行うべきものだと感じられてなりません」・・・・。これは大阪に住んでいます歴史研究家(サイト名はtsubu“ツブ”氏)が、その歴史を検証のために、福島市を訪れ、貸自転車“ももりん号”で歴史の舞台となった場所を回って執筆した際の一部を抜粋させて頂きました。(写真=県庁前にある福島城跡の碑)



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