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主幹 富田正廣

見直せ。民間検査機関の認定基準!

 国会の証人喚問に出席した姉歯秀次元設計士は覚悟を決めたのか、表情には堅さはあるが淡々と語る言葉に陰りはなかった。証言では、偽装に手を染めた経緯が語られたばかりか、民間検査機関のズサンさに及んだ発言は、国土交通省が認可機関に指定した甘さを指摘したことと同じだ。姉歯氏は、「検査機関であるERIに(検査を)出していたが、実際には見ていないと思う。2週間で降りてくるということは、数時間しか見られないはず。物件によって担当者が変わり、質問も単純な内容しかしてこない」と発言したことは、「当事者として、この認定制度についてどう思うか」との質問に、「言える立場ではないが、特に民間検査機関に対しては厳しい検査態勢を取って欲しい」との一言が物語っている。

 姉歯氏はさらに、木村建設の篠塚明元東京支店長から、「鉄筋を減らせ」と常に圧力を受けていたことや「事務所はいくらでもある。事務所を変えてもいいんだぞ」と脅しとも取られる圧力に対し、仕事がなくなることへの不安と自分の弱さもあって偽装を繰り返した経緯も語った。「圧力を受けたのは篠塚明元東京支店長だけ」としながらも、一方の篠塚氏は、「法令内の低減であって、『法令を犯してまでもやれ!』とは言ってない」とあくまでも法令内遵守であると主張し真っ向から対立する発言となった。また、建設業経営コンサルタントである総合研究所の内河所長と木村建設の木村盛好社長とのコンサルタント料、コストダウン方式などが、鉄筋量の低減にどのような係わりがあるのかなど、まだまだ究明されるべきことは多い。

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