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地場材料と地域らしさを生かしたまちづくり、福島市が市景観100選で景観セミナー開く
 福島市は14日、 景観形成及びまちづくりに活かしていくことを目的に募集した「景観100選」の発表と『ふくしま市景観セミナー』を福島テルサで開催した。瀬戸孝則福島市長があいさつのあと、進士五十八(しんじ・いそや)東京農大教授が、“「地域らしさ」のあるまちづくり”と題する基調講演を行った。

 進士教授は景観論の1つとして、「景観の目的は生きられる景観を創ること、手段は景観デザインの技術であるという「安全で安心が原則」。
2つとして、「 “図と地”“点景と背景”“川と橋”など、また、“海岸のよしず張り”“林内のログハウス”“水辺のシダレヤナギ”などがそこに合うかどうかが第一で、この形、この色ならどこにでも景観に良いというモノはない」とする“らしさ”の「関係の原則」。3つとして、(1)色、形、大きさのいずれかを揃えればよい。(2)自然で統一:地場材・自然材の活用が一番。(3)自然でつつむ:緑は百難隠す。(4)“農”で統一:百姓のデザイン(ルーラル・ランドスケープ・デザインの手法)であるとする「多様の統一の原則」。4つとして、そぞろ歩き、ながめ歩き、リズム歩きの歩行速度である「歩き方と景観」について、また「風景は主観的か?」「風景の解剖」「風景の味わい方」についての風景論、さらには、風景デザイン論などについても、まちづくりに対する持論を展開した。
 その中で教授は、「地場材料を大事に上手に使い、ゆっくりと歩いて眺められる道、ブラブラ歩けるまちを創ることであり、個性を殺した工業製品を使い過ぎると綺麗さだけで、歩きたくなる道ではなくなる。東京は綺麗なマチだが味わいはない。福島の吾妻山は心の拠り所として市民に親しまれ、ふくしま市景観100選にも多く選ばれている。地域らしさを生かしたまちづくりが最も大切なポイントだ」と締めくくった。講演の後には『ふくしま市景観100選』の発表(図表参考=クリックすると拡大)と講評が行われた。(07.11.16)



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