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「何をやっても食える」あの頃が懐かしい
  慶徳総合経営センター株式会社
税理士 慶徳 孝一
 参議院選挙が近づき各党のマニフェストが出揃いました。しかし、ことその財源問題になるとどの党も歯切れが悪くなります。「どのような国を作ろうとしているのか?」「それにはどれほどの財源が必要なのか?」肝心なところから逃げ、耳あたりの良い言葉を並べるよりも、もっと踏み込んだ議論の応酬で問題の本質を炙り出して頂きたいものです。朝令暮改の中途半端な政策で振り回されるのはもうごめんです。
 上場企業各社が買収防衛策を用意している時勢の中で、それを怠ったブルドックソースが極めて日本的手法の買収防衛策を打ち出しましたが、会社の利益数年分に相当する23億円をステイール・パートナーズに渡すスキームが本当に成功するのでしようか? 利益の出ないブルドックソースの株価は下落するでしょうから、株価の下落したところを狙って手持ちの23億円で株を買い増しされれば、また次の防衛策を・・? 私には、裁判に負けたとは言え、ステイール・パートナーズの思うつぼであるような気がしてなりません。
 公の機関も疑いの対象にしなければならないということを思い知らされたのが、社会保険庁の未確認年金問題です。社会保険庁の怠慢、道理を超えた労働組合の自己主張は論外ですが、報じられているようなチェック体制がまかり通っていたのであれば、使い込みもあったのでしよう。「確からしいで原則支給が年金記録確認中央第三者委員会の基本方針のようですが、安易な判定が更なる不公平を生まないよう見守っていく必要がありそうです。

 私事ですが、7月で税理士事務所を開業して25周年を迎えました。オイルショックが終息し、バブル前夜の雰囲気が日本中に漂い出した頃の開業でした。「何をやっても食える」という思いからか、顧客獲得にあまり積極的ではなく、当初5年は税理士とは縁遠い仕事をしておりました。資産税に軸足を置き、自分のやりたい仕事に踏み出したのは、バブル頂点の頃です。今、多くのお客様に支えられ、楽しく仕事をさせていただいておりますが、ふと「何をやっても食える」と思っていたあの頃が懐かしく思い出されます。現代社会のように、「将来の不安を煽るような世相」とは無縁であったあの頃に・・・・・。
(ファロス7月号から)

慶徳総合経営センターホームページ
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