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難しい議論は要らない。如何に早く造るかだ!、霊山道路・阿武隈東道路地域連携フォーラム開く
 「落石・土砂崩れが発生するたびに通行止めとなり、住民はその度に苦しい思いをしている。相馬から福島市に来るたびに私も苦慮している。10年とか5年とか難しい議論はいらない。『如何に早く造るか』だけが住民の願いだ」と地元県議の突然の発言は会場を埋めた満員の観衆の賛同を誘った。その問題となる場所は、国道115号線の伊達市霊山町地内から相馬市山上地内の区間だ。その区間を『霊山道路』と『阿武隈東道路』として整備するものだが、開通は平成30年代前半というから、地元住民にとっては気の遠くなるような整備計画なのだ。
 その開通を一日でも早めようとするためのフォーラムが26日、伊達市保原市民センターで開かれた。会場には県北地方と相馬地方の住民や県議、市議らで埋まり、双方の住民が地域連携を結束し早期実現に向けて気勢をあげた。まず、主催者である霊山道路プロジェクトチーム代表の仁志田昇司伊達市長が、「霊山道路は、県内7つの生活圏を結び、ネットワークを形成する大事な道路で早期開通をめざして連携を図りたい。現職の国土交通省道路局長が整備計画について話して頂けることは大変有り難い」と現職局長を歓迎した。
スピードを持ってやるのはこの20年だ!

 引き続き、宮田年耕道路局長(=写真)が「道路と経済・地域振興」と題して講演を行った。
その中で宮田局長は、「人口減少や高齢化、国際競争力などから道路を取り巻く現状は厳しさを増すが、今後の5年から10年が社会資本整備の重要な時期である。東北地方では95%以上が自動車での移動手段を余儀なくされているなど、3大都市や全国を比較しても、まだまだ道路整備は不可欠だ。今後、取り組むべき課題として、未だ6割に過ぎない高規格道路ネットワーク化の整備促進だ。実現すれば、高速道路沿線に工業団地の立地が増え、工業出荷額が大きく伸びる。浜通り地方では、高速道路のネットワーク化によって、高級鮮魚をそのまま首都圏へ直送できるし、Jヴィレッジを活用した地域の振興が図られる。また、輸送時間短縮によって、生命の確保や緊急医療機関へのアクセスが容易になる」と説明した。問題の115号線については、「線形不良区間が多く(R<100が14箇所)、冬期間は相馬〜福島間は所要時間が1.5倍になるばかりか、事故発生率が県内の国道で極端に多い」と指摘した。さらに、「一般国道115号霊山道路・阿武隈東道路は、福島県内の県土造りの北部軸の要として、東北中央自動車道と一体となった広域ネットワークを形成が大切になる。道路特定財源が一般財源化を前提に、平成20年の通常国会で法改正が行われようとしているが、国土の道路網整備は、国際競争の面からも、国民生活の安全・安心な面からも道路行政として極めて重要な取り組み。中期計画は真に必要な整備であって、スピードを持ってやらなければならないのはこの20年だ」と道路ネットワークの重要性を明らかにした。

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