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旧病院の存廃が選定者決定のカギとなるか?三春病院新病院建設の公開ヒヤリング開く
 三春町が来年4月1日に開院を予定している町立三春病院新病院建設の「プロポーザル公開ヒヤリング」が12日、町の三春交流館「まほら」で開かれた。既に大手ゼネコン3社が、設計施工一括発注による「公募型プロポーザル方式」に参加を表明しており、1社15分の持ち時間で提案理由を説明したあと審査委員から質疑に30分を使って自社の特徴をアピールした。
 3社はすでに、町から提示された基本構想指定管理者や病院指定管理者である財団法人星総合病院が提案する新病院建設基本構想などを踏まえたもので、特に葛西龍樹福島医大教授などの審査委員からは瑕疵担保10年に対する配慮点や旧病院に対する考え、さらに三春町が医療・介護・保健のエリア地域としての10年後の想定などについて質疑応答があった。
 3社の提案で大きく分かれたのは、新病院建設後も旧病院を取り壊わさずに現在の建物を有効に活用する案、取り壊さなくても使用は可能だがコンパクトな建物に造り替える案、取り壊して地域と共に歩む地域の基幹病院、新しい医療地域のモデルとして生まれかわるには駐車場の整備等は欠かせないとする意見もあった。取り壊さずに旧病院を使うのか使わないのかは三春町の意向によって提案採用の分かれ道になるだろう。建物の形は地形から概ねL字型で、女性病棟(産婦人科等)と混合病棟の3階建て、延べ面積は約6000平方メートル。総工費11億円以内で工期は9ヶ月。設計施工によるプロポーザル方式によって2ヶ月の工期短縮が可能とる内容だ。
 選考は19日に再度、審査委員会を開き特定者を選定する方針で、結果についてはホームページや広報みはる2月号で発表する。技術提案書は審査終了後に「まほら」で一般公開する。(07.1.13)


すんなりと実績ある0社に決まるのか
●取材を終えて
持ち時間15分と質疑応答30分ですべてを説明することは各社ともできないことだが、何が良くて何が足りないのかは町と指定管理者である星病院で議論するだろうが、焦点は既存建物を町は残す方針なのか否かというところだろう。病院の構造的な問題には専門家以外に説明を受けても到底、理解できるものではないが、旧三春病院(=写真上)の存廃と隣接する老人施設である「あぶくま荘」(=写真下)との連携も視野に入れているのが町の構想ではないのかと思える。それによって提案者の決定は左右されると思うが、三春町とは切っても切れない縁を持つO社は星病院建築でも実績を持つ会社である。また、最近三春町の指名にも頻繁に参加してきたスーパーゼネコンK社、さらに郡山市の大手総合病院で実績がある中堅ゼネコンK社あたりが参加していると思われる。会場には約100人近い人が傍聴していたが、中にはK社の元所長で現在は郡山市内の建設会社に席を置く人や医療機器を販売する人、下請したい地元業者など町民より外部の顔が多く見かけたヒヤリングだった。(富田)

中堅ゼネコンT社の存在も
 最新情報で三春町は18日現在、O社を指名停止処分にはしておらず、参加しているかは不明。他に中堅ゼネコンT社の存在も潜在的に浮上している。いずれにせよ、19日開かれる審査委員会で特定者が決まる。(07.1.18=加筆)

現病院を存続する清水建設案か採用
 公募型プロポーザル競技は応募した3業者選考の結果、19日の審査で、清水建設東北支店の現在ある病院を存続して開院する案に決まった。新病棟は一部3階建て、延面積3000平方メートル総工費10億3000万円となる。



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