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道路づくりの積極的な広報活動を


〜福島の道路行政マネジメント懇談会〜

20日に開催された福島の道路行政マネジメント懇談会
 福島の道路行政マネジメント懇談会(座長・鈴木浩福島大学教授)が20日に開催され、17年度に福島県内で国や県が実施した道路行政について評価するとともに今後の課題について話し合われた。懇談会では、道路行政に対する県民の関心が低いことが指摘され、より多くの関心を持ってもらうよう、積極的な広報活動を行うべきことなどが話し合われた。
福島県では、地域ニーズや生活実態に合致した道路行政を進めるため、15年度から毎年度「福島の道づくりの業績評価計画書」を策定している。同計画書では、利用者の視点にあった指標による目標を設定し、目標を達成するための施策展開を計画している。また、同計画の達成状況を検証することで、次年度以降の道路施策に反映させるため、合わせて「福島の道づくり達成度報告書」を策定している。学識経験者や民間事業者などで構成する「福島の道路行政マネジメント懇談会」は、これらの計画書や報告書に民間の意見を反映させるため、毎年度1回開催されている。

 懇談会の冒頭、鈴木座長は「依然厳しい地方の財政状況や今後ますます加速していく少子高齢化といった社会的背景によって、日本経済の右肩上がりや人口の増加を前提としてきたこれまでの道路行政は見直さざるを得ない。全国的な問題となっている中心市街地の空洞化の原因のひとつは、街のスプロール化を促したこれまでの道路行政のあり方にある。今後は“まず道路建設ありき”の議論ではなく、鉄道などの公共交通機関を含め地域における交通体系そのものを考える時期に来ている。」と話した。

||| 県内の事故危険箇所は東北平均の3倍 |||
 17年度目標の達成状況は、1)交流・連携、2)事故、3)自然災害、4)渋滞、5)環境・景観の5つのテーマごとに報告された。雪崩や落石危険箇所における対策工事や道路耐震化などの「自然災害」に関する施策については目標を達成している一方で、交差点改良や通学路歩道整備の「事故」に関する施策では目標達成に至らず、「事故危険箇所」が東北平均の3倍と高い数字となっていることから継続的な事業実施の必要性が報告された。
 また、「福島の道づくりの達成度報告書/業績評価計画書」の公表について、インターネットによるアンケートを行ったところ、95%が「知らなかった」と答えている一方、「知っている」と答えた者の77%は公表を「大変よい」または「よい」と答えていることが報告された。こうしたことから、県民にさらに道路行政に関心を持ってもらうためにより積極的な広報活動を行うべきことが話し合われた。(06.9.21)
福島の道づくりの達成度報告書/業績評価報告書



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