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あなたの家を造らせてください!(3)


〜100年住宅はゴミを出さない家づくり〜
左より大橋、大村、菅原、三浦の各氏
 2005年11月に発覚した「耐震強度偽装問題」で、建築業界は社会の信頼を大きく失った。専門家は、「市民から、この信頼を取り戻すには今後10年は難しい」と分析する。だが、地元で生きる設計士や建築業者らにとって、この信頼の喪失は、ますます苦しい立場に立つことになる。設計士としての誇り、大工職人としての誇りをもう一度、取り戻すためには、“これが家”と呼べるホンモノを提供するほかない。「あなたの家を私たちの手で造らせてください。日本にひとつしかない家を造らせてください」と叫びたい!そんな想いをそれぞれの立場でこれからの家づくりについて語り合った。第3回目となった今回の座談会には、福島市南矢野目の左官職人である大橋芳雄さんにも加わって頂き、職人気質や現在の状況などについてお聞きした。 (写真=左より大橋、大村、菅原、三浦の各氏)
||| 出席者 |||
● 大橋芳雄さん(福島市南矢野目・(有)兄弟美工代表)
● 大村一夫さん(福島市中町・(株)大和地質研究所代表)
● 菅原良彦さん(福島市大森・(有)造建築事務所代表)
● 三浦藤夫さん(福島市桜本・三浦工匠店(有)代表)
||| 進行 |||
富田正廣 建設メディア主幹
富田 今日は、住宅を造る上で最も職人の心意気が最も感じられる職業である左官業から、匠の一人である大橋さんにも加わっていただきました。ところで近年、左官業の仕事は如何ですか ―

大橋 プレハブ住宅の普及や大工さんの減少などで、全体的に仕事量は減る一方ですね。現在の建築工法や建築基準法の重なる見直しなどで日々、職人の必要性がなくなってきたということです。仕事が減った理由には、ほかにも単価の問題や職人の考え方も原因になっています。特に家を丸抱えする大工さんの考え方が、昔から比べれば“甘くなった”と感じています。設計士が中に入ると好きなように出来ないということで入れない職人もいます。これは自分流に勝手にやりたいという考えです。キチッとやる方もいますが、中には勝手にやってしまい信用を失う例も多いのです。これでは大手プレハブメーカーにお客さんは流れていきます。大工さん、そして我々職人としての問題が多いのも減少する原因ですね。



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