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その時、あなたの家が崩壊したら!




 前回は福島市を訪ねて、都市政策部公園緑地課を取材した。福島市では、『福島市地域防災計画』の中で、一次避難地として指定されているふくしま北中央公園に「非常用便槽」や「太陽光発電システム」を防災設備として設置していた。特に災害時の緊急用トイレ「災害時対応型便槽」は大人が1日100人利用しても18・2日分を貯蔵できるものだった。また、森合緑地には「防災用品収納型ベンチ」を設置するなど、『防災機能を有する都市公園整備事業』として整備を進めていた。

 今回は人口約34万人の経済県都・郡山市の都市開発部公園緑地課、消防防災課を取材した。市が最も力を入れた事業が、「防災備蓄品倉庫」と「耐震性貯水槽」の設置である。備蓄品倉庫には避難生活に必要な緊急物資備蓄品であるアルファー米とクラッカーが1万5000食、毛布が1万枚収納されている。収容避難場所に指定されている開成山公園陸上競技場など市内17カ所(公園緑地課は開成山公園、21世紀記念公園の2カ所)に備蓄されているほか、消防団車庫詰所等には緊急用資機材が整備されている。特に市街地の中心地にある21世紀記念公園(麓山二丁目=写真)には、簡易トイレ5基、テント73張が併せて設置されているが、避難民が最も必要とするのは食料・飲料水、風呂以上にトイレの設置以上にトイレの数である。簡易トイレ5基は、貯蔵量、数の上からも十分とはいかないようだ。

約8万9千人分800トンの飲料水確保


最も必要とされる中のひとつである水だが、一人/日あたり3リットルを必要とされるが、郡山市は約8万9千人に対して3日分相当する800トンの飲料水を確保するため市内15カ所(公園緑地課は四ツ長、開成山、西部、酒蓋、香久池、西ノ内、荒井、21世紀、芳山公園の9カ所)、に設置した。また、平成12年度には豊田浄水場に「非常用給水設備」を設置して2万4千リットルの給水が可能となった。十文字泰市都市開発部参事兼公園緑地課長は、「公園緑地課では、平成4年度から防災に対する取り組みを行っていますが、これまでに初期の目標を達成しており、今年度は特別な設備の設置や取り組みはありません」と話す。また、消防防災課では、「今後は自治体の対応にも限度があるので、個人備蓄の啓蒙や促進に対するPRに努めるとともに、姉妹都市である宇都宮市や隣接市町村との応援協定を結んで対応することが大切になると思う」と話しているとおり、これからはお互いが助け合いの精神で防災に取り組むことが、さらに安全と安心に近づける政策のひとつなのかも知れない(06.5.15)

防災備蓄品倉庫一覧
飲料水兼用耐震性貯水槽一覧



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