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公共建築のU.Dを考える

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
 『公共建築フォーラム2005 in とうほく』が仙台市で開催された。同フォーラムは、公共建築について一般の人々に関心を持ってもらい、公共建築の整備や運営の在り方について地域との連係を図るため、東北地方整備局が主催し、毎年11月11日の「公共建築の日」に開催されている。今年は、ユニバーサルデザイン(以下U.D)をテーマとして川内美彦氏(1級建築士事務所アクセスプロジェクト主宰)による講演のほか、『実例からU.Dのあり方を考えてみる』と題したパネルディスカッションが行われた。

 川内氏は『公共建築とU.D』をテーマに講演、「すべての年齢や能力の人に対し、可能な限り最大限に使いやすい製品や環境のデザイン」であるU.Dの考え方が1970年代ごろからアメリカで始まり、日本でも「ハートビル法(1994年成立)」や「交通バリアフリー法(2000年成立)」が制定されるなど、U.Dの考え方が世界的に広まってきた経緯を説明した。
 一方で、川内氏は、駅の階段などに設置してある車椅子利用者用のリフトを実例として挙げ、障害者の専用の特別な設備は、駅員の手助けが必要だったり、周囲の乗降客の注目を集めたりして、必ずしも障害者にとって快適ではないことを説明した。こうしたことから、「特定の人のための特別でわざとらしいやり方」ではなく、みんなが使えるようにすることが利用者のためになるし、整備コストも高くならないことを説明した。
 また、まちづくりにあたっては、U.Dが「可能な限り最大限に使いやすいこと」を目的とするため、常に「継続的改善」(スパイラルアップ)が必要であり、そのためには地域のことを最も知っているその地域の市民が主役となり、行政に対する提案など積極的にまちづくりに関わる必要があるとした。

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