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さらに、公園などでは犬が砂場などで排泄したりするのを防ぐため、犬を連れての立入りを禁じているケースがあるが、本来誰もが利用できるはずの公園が特定の人間の立入りを禁止するのは不条理だと述べた。他方、子どもを育てた母親としての立場から、子どもの衛生面から考えれば、犬が無秩序に公園に入ってくるのも問題があるとした。そこで、犬は下が見える金網の上などを歩くのを嫌う性質を生かした『カナリアン・ステップ』を砂場の四方に配置したり、砂がその都度片付けられる砂場を整備したりする一方、公園利用者を時間で分けるタイムシェアリングなどの方法を工夫することで、人と犬が排除しあうわずに共存できるコミュニティづくりが可能であると述べた。
山崎氏はまとめとして、動物にとって生存しやすい社会は、人間にとっても生活しやすいことを意味するものであり、人の害になるからといって一方的に排除するのではなく、ペット、野生を問わず動物と人間が共存できる社会づくりが重要であると述べた。そのために施設整備などのハードウェアとともに、生き物に対する慈愛の心を育む教育などソフトウェアとの連動が重要であるとした。(05.9.19)
講演する山崎恵子氏
プロフィール 【山崎恵子氏
やまざき けいこ
】
1954年生。国際基督教大学(ICU)人文学科卒業。優良家庭犬普及協会常任理事、日本介助犬アカデミー常任理事、米国デルタ協会認定インストラクター、医療法人雄心会山崎病院嘱託、AAT・コーディネーター、ペット研究家、ペット研究会「互」主宰、動物に関する勉強会や季刊誌発行で国内外の情報を広めている。
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