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是非、高精度傾斜計の観測データの提供を!

 このことから、大村氏は鬼首の高精度傾斜計と安富北(安富3)の地下水位観測井が同時に捉えたことから遠方の地震であっても、巨大地震の場合には高精度傾斜計は地震による急激な地盤の変動と、破断直前の比較的動きの遅い「地盤破断の初期状態」の2つを捉える能力を有することが明らかになった。今後は測定事例の積み重ねと高精度傾斜計の構造上の弱点の克服することによって、地震発生直前の数10分間の地盤変動を正確に、そして、簡易に捉えられる可能性は大である。そのためには、すべての地震に共通するはずの地震の発生(岩盤の破断)と発生開始直前の地盤の挙動(岩盤破断の初期状態)を地球規模で明らかにすることが必要であり、それは可能だと述べている。
 高精度傾斜計は世界で広く用いられているが、地震発生に先駆ける地盤の変動を論じるためには、データ保有者からデータを提供してもらうことが最も重要である。データ提供を呼びかける目的は、地震による犠牲者の数を100分の1に減少させ、さらには1000分の1に減少させることにある。そのためには、多くのデータを集め、そのデータに考察を加え、理論武装を行うこと、適切な設置場所を選定すること、観測システムを構築し、リアルタイムでの分析が可能なソフトを創り上げ、測定事例を増加させることが必要であり、高制度傾斜計の構造上の弱点を克服すること。そのためにも稼働している高制度傾斜計データを所有する企業や団体にその観測データを公開して頂き、さらに「岩盤破断の初期状態の認知」の研究を促進させたい」とまとめている。(05.7.4)


>> 一部の紹介につき、詳しい研究を知りたい方は大和地質研究所までご連絡を願います

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