木酢液の分析はまだ未知の分野なり!
「炭研究会」が炭化実験の成果を学ぶ



  
  郡山地域テクノポリス推進機構が主体となって進める「炭の研究会」と日大工学部炭研究会の合同による「炭化実験」が昨年10月に長沼町にある日大工学部炭化実験施設で行われたのを機会に3月1日、その実験結果に基づく報告会が郡山市のビックバレットふくしまで行われた。炭の研究会・例会の席上で柳沼力夫氏(日大工学部工学研究所テクノポリスサポートオフィスNU)が研究成果を発表した。
  炭化実験の目的は黒炭土窯によるナラ材の炭化で、窯内外の炭化温度を調査し、留出する木酢液の留出量と留出液比重との関係から窯内の炭化機構を解明すること。炭化方法は一般的な黒炭土窯の方法で行い、窯内温度の調査から自動炭化の開始時期と継続の円滑化に留意して、木炭化の開始と完了時期にも配慮した。また温度測定には、CHINO社製自記記録温度計(6点記録型)で、窯内6箇所の温度を着火から終了まで連続測定した。
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  その結果、炭化温度は天井焚き口部の最高温度は750℃、天井中央部は700℃、床上中央部は460℃で、天井と床上との温度差は290℃あった。これは黒炭土窯の特徴で、床焚き口温度は18時間経過してから急上昇して最高820℃に昇温し、高低のバラツキが大きいことと温度の管理が困難であることが報告された。


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