実情にあった補強工事こそ重要!
〜三浦工匠店・メディアネットプラン共催〜
地震対策セミナーで大村氏が講演

  三浦工匠店(有)・(株)メディアネットプラン共催による地震対策セミナーが2月27日にグリーンパレスで開催された。「必ず来る直下型地震。その時あなたの家は大丈夫?」と題された今回のセミナーには、講師として理学博士・技術士(応用物理学)であり、(株)大和地質研究所の代表取締役社長を務める大村一夫氏を迎え、「都市直下型地震との共生を考えよう」と題した講演が行われた。
  講演の中で大村氏は、福島盆地にも北西部に「福島西縁断層帯」があり、直下型地震の発生の可能性があることを指摘する一方で、今後30年以内に巨大断層地震が発生する可能性は比較的少ないことを説明した。このことから、阪神大震災や新潟中越地震のような規模の大地震に備えて、トーチカ(要塞)のような頑丈な家づくりは必ずしも必要でなく、現在住んでいる家でも補強材による固定といった比較的軽度の耐震補強で十分に対応できることを説明した。
  地盤という視点から見た場合、福島に住む者が地震対策として考えなければならないことは、福島にも断層帯があるからといって必要以上に恐れるのではなく、まず自分たちの家が建っているそれぞれの地盤の状態を適切に把握し、その状態に応じた対策を考えることこそが重要であるという。また、これから家を建てる場合には基礎に注意して「大地にしっかりとしがみ付いて地震の揺れにあっても土地から分離しない家づくり」に努めることが重要であると説いた。
  さらに、自動車には車検制度という定期的に安全性などをチェックする公的な制度があるのに、人が住まい、財産を守るはずの家にはそうした公的な制度がないことを指摘し、制度がない以上、それぞれが自分の家は自分で守るという発想で日頃から家のメンテナンスに心掛ける必要があることを説明した。(05.3.1)

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