福島商工会議所が初の異業種間交流
コラッセに約300人が積極的参加

 福島商工会議所の主催による会員の集いが、12月7日にコラッセふくしまで開かれた。当日は300人ほどの会員が集まりビジネスチャンスの拡大を目指して、積極的な交流が行われた。また、交流会に先だって読売テレビ解説委員の辛坊治郎氏が『これからの社会と経済のゆくえ〜〜報道の現場からズームイン』と題した講演を行った。
 冒頭、挨拶に立った佐藤勝三新会頭は、「時代の要請に応えられる躍動ある活動を通じて、元気で賑わいのある福島を築いていきたい」と事務方の用意した一連の挨拶文を読み上げた後、自らの言葉で、1)仙台から福島への人を呼び込むことを目的とした『福島研究交流大学』構想、2)閉鎖が決まっているさくら野デパートの新たなテナント誘致についての進捗状況、3)福島〜相馬間の東部道路に関する国土交通省への要望活動の状況、4)飯坂温泉の若喜屋旅館跡地に関して福島商工会議所として積極的にバックアップしていくことなどを説明し、福島市を『600万人が暮らす南東北地域の中心地』としての発展を目指すことを力強くアピールした。
 また、辛坊氏の講演では、同氏の『ズームインスーパー』のニュース解説者としての立場からテレビ報道の裏側をユーモアたっぷりに語るとともに、「役所や企業の情報開示が促進されるとともに情報のデジタル化によって、膨大な量の情報があふれるようになった。しかし、情報の中身は必ずしもすべてが『真実』ではない。それらの情報を受け手側が自らの責任でどのように判断するかといった能力が試されている」と高度情報化時代の功罪を指摘した。(04.12.9)

【取材メモ】
 これまで、各業種ごとの懇親パーティはそれぞれ行われてきたが、業種の垣根を超えた異業種の交流を目的とした会員の集いは、福島商工会議所としては初めての試みであった。佐藤会頭が事務方の用意した挨拶文のほか、自らの言葉で商工会議所としての取り組みをアピールするなど、新体制としての意欲が伺える行事となった。さくら野デパートの閉鎖、買物客の仙台市や郡山市への流出など福島商工会議所を取り巻く環境は決して優しいものではないが、こうした取り組みが何らかの形で実を結ぶことを願ってやまない。(T.S)

 

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