大学間を越え新しい視点で研究開発を!
永倉副学長と雨水活協組の大内副理事長

 今年4月に新たなスタートを切った国立大学法人「新生福島大学」は地域社会との連携づくり、すなわち産官民学連携をめざしている。すでに福島、郡山、白河などでその地域に根ざした「地域活性化フォーラム」などを主催し、積極的に地域貢献、社会貢献に挑んで企業との連携を深めている。
 このほど東京日比谷公会堂で開かれた『都市公園コンクール』で、日大工学部敷地内の心静緑感広場に「省エネ型雨水の再資源化システム」を導入したことが高く評価され、晴れの国土交通大臣賞に輝いた福島県雨水活性事業協同組合(藤島寿理事長)の大内邦夫副理事長は5日、福島大学を訪れ永倉禮司副学長と意見を交わした。
 大内副理事長は、「共同開発した日大工学部はもとより大学間を越えた新しい視点で、福島大学が持つ産学連携のノウハウを享受できれば、また違った角度から福島大学との連携も生まれるのではないか」と、その動機を永倉副学長に伝えた。永倉副学長は、「新しい福島大学に関心を戴き有り難いことです。当大学は、地域との連携事業や活動を通して、共同研究・受諾研究など民間企業との開発を行います。例えば、新素材の研究や特許を企業経営に活かすなどです。また、地域創造支援センターで集積している資料の提供も行っています。いろいろとヒントになることがあると思います」と話した。
 また、来年から増改築工事が始まる実験棟・自然棟については、「雨水、風力発電、太陽光発電の利用を考えることも指示している。大学のシンボル的なものにしたらどうかと話し合いをしています」と自然環境に配慮した校舎にしたい考えを示した。さらに同大学の知的財産などを民間に移行する仕組みづくりを進めていることも明らかにした。永倉副学長は、「建設業ともいろいろな研究開発が進んでいますので、大いに大学を活用してください」とアピールした。(04.11.5)