新庁舎建設の設計は山下設計・田畑共同企業体
福島市は“最短2日”で設計業者を決める

 福島市の「新庁舎建設事業設計者選定プロポーザル」の公開ヒアリングが10月23日に行われたが、その結果が25日までに最優秀者と次点者が決まった。最優秀者にはヒアリング当日提案番号6番の山下設計・田畑共同企業体。次点は佐藤総合・杜設計共同企業体。《写真は最優秀に選ばれた山下設計・田畑共同企業体の提案。
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これからの庁舎のあり方、考え方を問う!
福島市新庁舎の公開ヒアリングを実施

 福島市が約230億円を投じ、平成19年度着工を予定する「新庁舎建設事業」の設計者選定プロポーザルの公開ヒアリングが23日、保健福祉センターで行われた。会場には審査員メンバー、一般参加者のほか、10月12日の審査委員会において、一次審査を行い、審査委員それぞれが5者を選定する投票で行われた得票の上位7者の石本・明石設計共同体、エヌ・ティ・ティファシリティーズ・平木建築設計事務所設計共同体、久米設計・M都市環境計画設計共同体、佐藤総合・杜設計共同体、日本設計・大野建築設計事務所設計共同体、松田平田設計・佐々木建築設計事務所設計共同体、山下設計・M田畑建築設計事務所設計共同体の7企業体が参加した。進行は提案者の企業名や説明者の名前などが伏せられ、提案番号順に35分の持ち時間内に、提案理由と審査員らによる質問に答える形で行われた。会場は提案社と提案社の関係者などの入場が制限された。
 提案説明では、各企業体とも福島市が推進する「市民との協働によるまちづくり」を意識した発言が多かった。特に、「市民と一緒につくる」「人と人とのふれあい」「市民協働のきっかけ」「参加から協働のまちづくり」「協働の場をつくる」「市民協働のきっかけ」「市民と協働でまちをつくる」「協働の場の構成」といった言葉が連発した。また、「庁舎全体が公園」「駐車場は森の中」「自然エネルギーの活用」「省エネシステムの採用」「自然換気」「ローコストの実現」「コスト削減」「ランニングコスト」「合理的・経済的」などの言葉も多かった。さらに、「対話」「コミュニケーション」「「一緒」「参加」「「相談」「住民」「コンセンサス」「自由」「ネットワーク」「オープン」など快い言葉も溢れた。中には「議場のオーブン的な活用」を提案した企業体、「10階建て、8階建て、4階建て」にこだわった企業体、「分散化、圧迫感の解消」「近隣との調和」「自然との共生」等に特化した企業体もあった。それに隣接する町村の庁舎建設でも議場にこだわって提案をした企業体もあった。それらに対し、「庁舎に対するあり方、考え方は」、「ランニングコストに特別なモノを持っているのか」「官と民との関係で、これまでなぜやらなかったのか、やれなかったのか、どこにバリアが合ったのか」など、審査委員から回答が求められた。提案者からは、「市庁舎は“事務の場”という考え方、価値観が時代とともに変わってきた」「行政と市民との係わり方が庁舎をつくる際のテーマとなってきた」などの発言があったが、これからの庁舎建設は市民の声を代弁せずには成り立たないことを浮き彫りにした。(04.10.24)

■福島市新庁舎建設計画
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/shisaku/shin-chousha/index.html
■第三回市民ワークショップ
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/shisaku/shin-chousha/ws-3.pdf


サブの“地元設計者の顔”が見えない

【取材を終えて一言】
 「耳当たりの良い言葉の羅列」と酷評したい提案者が多いと感じたヒアリングだったが、これも市民が率先して、「ワークショップ」を重ねきた提言を受けての結果だろう。“福島市民が何を庁舎に求めているのか”がはっきりと見えてこなかった。全国津々浦々、どこを切っても“金太郎飴”的な提案者の発言からそう感じてきた。もともと、“なぜ市は、現在の場所にこだわったのか”が市民にはっきりと示されてない根底があるからだ。会場には70人から80人の熱心な方々がいたが、報道関係の一般紙や業界紙、それに行動を観察していると「この人は設計士かその卵だな・・」と察する人や県木部のOBらの顔もありで、感心ある市民は何人だったのか疑問だ。会場に同じネットで商売するAさんの顔があり話しをしたが、彼もワークショップのメンバーで、「どんな内容なのかが気になって来た」という。彼のように市民の立場で提案したはずの人の顔があまり会場では見かけないという。ワークショップと設計者、設計者と施工希望者、施工希望者とワークショップ関係者などの連係プレーは必要なのに、すでに自分たちの役割は終わったと思っているのか。本来は“官製談合”が相次ぐ昨今では不可能かも知れないが、本モノをつくるには同じ“土台”で議論のぶつけ合いがあってもいいはず。設計者には、福島に住んでもらい、ふくしまの風土、習慣、人間性などを肌で触れて設計に入り込んで欲しい。それが不可能ならサブの“地元設計者の顔”がもっと見えても良いはずだが。隣の20代の女性に「会社が分からないと設計のコンセプトがぼやけますよね」との発言もまた然り。(04.10.25、T)

■駅前にツインタワー新庁舎建設はどうだ!?
http://www.medianetplan.com/040825/006.html
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送信日時:2004/08/31(Tue) 22:38
ブラウザ:■■■Windows NT 5.1; DigExt)
ホスト名:■■■.t-com.ne.jp
name = 村■■夫
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jusyo = 神奈川県厚木市
市役所のツインタワー構想の記事を拝見しました。
まったくの同感です。今のところでの立替ではあまり意味がないでしょう。
中心部の活性化をしてるのなら、一番は市が率先してすべき。
なるべく駅近くがいいでしょう。最悪遠くても13号くらいまで。
是非、この件に関しては市民の運動が必要となると思います。
メディアの先頭に立っていただければ、その運動も盛り上がると
思います。
また、福大の理系の学部増設ですが、是非学舎はこれまた、駅前に出来ないもでしょうか。関東からくる講師も楽だし、学生も関東のほうから呼べるとおもいますが・・・・