教室で学べないものがそこにあった!
“大工体験発表”した佐藤君の思いとは?

福島県産業教育振興会(事務局・県立福島工業高校内)など東北6県の産業教育振興会が、一堂に会して産業教育に関する情報交換やその振興対策について研究協議し、産業教育の一層の振興を図る目的の「東北六県産業教育振興連絡協議会福島大会」が2日、福島市のホテル辰巳屋で開かれた。会場では主催者や来賓のあいさつの後、県内の農業、工業、商業、水産に学ぶ高校生4組が「体験・研究発表」を行い、参加した教育関係者も熱心にメモをとる姿が見られた。
 その中で「教室で学べないものがそこにあった!」を発表した福島県立福島工業高等学校建築科2年の佐藤陽介君は、7月に福島市桜本の三浦工匠店(有)で同科生3人とともに現場実習した3日間を撮影ビデオとプロジェクターを使って約20分間発表した。佐藤君は「カンナかけ、道具の使い方など何をとっても驚くばかりだった。この体験で社長さんや職人さんの仕事に対する熱意や若い頃に体験した良かったこと、楽しかったこと、辛かったことなど、そして、“後かたづけも仕事の内”だと、これからの僕たちには貴重な話しばかりで、とても内容の濃い3日間だった」と感想を語った。
 彼らが体験した3日間を克明にビデオ撮影した指導講師の菅野幸一先生は、体験発表の現場を提供してくれた三浦藤夫社長の“元教え子”でもある。こうした体験発表に使用した貴重なビデオや体験資料は、学校教育の場だけでなく、より多くの教育者や生徒、さらに県関係者や建築関係者らの目に触れるような“放映システム”が求められる。(04.9.3)

佐藤君のインターンシップを希望した理由
1.夢を実現させるにはどうしたらよいか悩んでいた。(自分の手で、家を建てるのが私の夢)2.実際の現場を体験したかった。3.現場体験をとおして、建築の勉強に役立てたいと思った。
【佐藤君はインターンシップで何を学んだのか】
1.自分の夢実現に向けて、努力すること。
2.大工(職業人)になるために大切なこと。
・遅刻・欠席をしない。・安全作業に徹すること。・何事にも真剣に取り組むこと。
3.本物の部材・道具に触れることにより、授業で教わったことが、より一層理解できた。
4.現場で働く方々の優しさ・親切さ・厳しさ。