新年度も“市民意見”をもとに詳細に検討!
50億円投じる二本松駅前周辺整備事業

2月10日更新号で紹介した「二本松駅前周辺整備事業」は5ヶ年事業で新年度からスタートする大事業だ。総事業費約50億円を投じて平成20年度に完了する計画で進められ、工事は駅前広場をはじめ、都市整備や六角川整備で家屋が潰れる人々の代替用地(23区画造成中)の土地利用が見込まれる。駅前広場は現在の2400・から約4000・に拡張し、市内回遊の核にふさわしいバス、タクシー、一般車などの公共交通の接続拠点となるロータリー方式によるターミナルなどを設置する。基本計画区域は約3.7haに及ぶ。

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その計画区域の整備のポイント》

●二本松らしさの表現

1.六角川、安達太良山、二本松神社の杜などを景観資源として活用、地域個性を演出し二本松らしさを表現する。
2.駅前、その周辺空間に二本松固有の六角川の親水空間等を取り込み、地域の玄関口にふさわしい空間整備をする。
3.市民交流拠点施設等まちづくりにおける主要施設、主要動線にあわせて六角川の渡河橋梁(カルバード)を設置して一体となった動線確保に配慮する。
●駅前ゾーンにおける景観整備の配慮事項
1.駅前の玄関口として、滞留空間、親水空間と一体となった駅前広場の整備。
2.ユニバーサルデザインに配慮し、駅前空間周辺一帯の動線確保の実現。
(写真)
3.駅正面に位置「六角川景観整備基本計画る二本松神社へのヴェスタアイスストップを確保し歴史性の伝承に考慮する。
4.プロムナードは自転車、歩行者専用とし、歩車動線の分離・円滑化を図る。
5.護岸に小段を設け、プロムナードとともに、連続的に水辺を歩行できる動線を確保。
6.駅前広場の交通機能確保のため、ポケットパークと一体となった景観的にも望ましい駐輪スペースを創出する。
7.生態系の保全に配慮した護岸材料を使用するとともに、低々水路を設置する。



中心市街地に人の流れを取り戻す対策が課題

「これまでの5回を持って終了した「「六角川景観整備基本計画懇談会」は今後も住民の意見をもとに、新年度もより詳細な検討を進めたい。市街地の定住人口は昭和40年代の半分になり、中心市街地に人の流れを取り戻すことが最も重要な課題であり、食料ひとつ買うにも困難な高齢者のためにも、住宅政策を本気で考えるべき時が来たと考えている」と建設部都市計画課の高野淳一係長は市街地の空洞化について話した。
 また整備の目玉となる福祉や文化などを統合した『市民交流拠点施設(仮称)』は駅前ゾーンに建設する。すでに設計者の青島裕之建築設計室(東京都渋谷区)を交えて、これまでに懇談会を5回開き住民の意見を募った。今後も2回ほどの会合も持ち、基本設計に1年程度をかけて、17年度に実施設計に着手する考えだ。



親しみ持てる使いやすい河川空間の維持を

 今後の進め方は全5回の「六角川景観整備基本計画懇談会」を踏まえ、「六角川景観整備基本計画」を策定する。その間、地域住民から維持管理を含めた意見を募り実施設計に着手する。そして施工、完成供用、維持管理の予定だ。維持管理にあたっては、定期的に清掃管理を行うシステムズづくりを進め、親しみの持てる使いやすい河川空間として維持する考えだ。[詳しくは2月10日更新号で]