福島市大型プロジェクト

福島市新庁舎建設にPFIは採用なるか!
230億円の予算ならいくらでやれる?

 大型プロジェクトが目白押しの福島市のなかで、最も注目されるのが、福島市役所新庁舎建設だ。新庁舎建設準備室の渡部富夫室長は「16年〜17年度は基本設計になるが、できるかぎり資材のコスト削減に努めたい。実施設計は18年度、19年度に庁舎建設に着手し3カ年で完成の予定。PFI事業と言う声もあるが、地方では採算性の取れる施設はなかったのではないか。また受ける側のメリットなどを考慮しながら、市民の声を聞くこと」と話す。
 現庁舎南側は昭和27年に建設され、すでに半世紀を越し老朽化は避けられないところだ。3万平方メートルの10階建ての新庁舎をおよそ230億円の予算で建設するとする。PFI方式だとすると180億円程度になるのではないかとはある市議の胸算用だが、「地元で資金調達できる団体、企業はないだろう」という意見だ。「地元を代表する建設会社S社が80億円程度の建物を建てて貸せば、市の財政も圧迫されずに済む。こんな時代だからスリムな庁舎でいいんだよ」とも。まともにPFI方式でやったら地元企業の受注はかなり困難だ。無理なら完成後のメンテナンス管業務に目を付けるのも一考だ。
 3日の市議会で明らかとなった建設事業費は基本設計が出来上がった段階での試算。2年間で基本設計を終え、18年度に実施設計、19年度本体着工の予定だ。

公共施設の敷地には市民の避難場所を!
大内専務が市建設準備室で概要を説明

 役所は庁舎建設そのものにだけ目をむけるのではなく、将来は自然環境の変化に即対応できる危機管理体制の確立も国や自治体の最も重要な課題だ。公共施設の敷地の広さを十分活かし市民の避難場所として、飲み水、トイレ、洗濯と水の確保を考えなければならない。地震対策や災害対策に「自然循環雨水ろ過システム」の設置を望むのは日大工学部と共同開発した福島県雨水活用事業協同組合の藤島寿理事長と大内邦夫専務理事だ。先日の福島民報にも「自然循環雨水ろ過システム」が取り上げられて自治体の積極的な姿勢をアピールした。市幹部も日大工学部の敷地にある同システムの見学をお奨めする。2月には同組合の大内専務が福島市役所新庁舎建設準備室の渡部富夫室長を訪ね、システム概要の説明を行いアピールした。
福島市新庁舎建設基本構想
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/shisaku/shin-chousha/index.html
■日本工学部・福島県雨水活用事業協同組合「自然循環雨水ろ過システム」
http://usuikumiai.netbb.jp

ハッキリさせたい処理施設の処理方式
あらかわクリーンセンター焼却炉建設

 東の正横綱が庁舎なら西の横綱は『あらかわクリーンセンター焼却炉』建て替え事業だろう。こちらもPFI方式で計画されたが、民間が設計・建設・運営を担当し発注者が資金調達・所有するDBO方式《デザイン・ビルド・オペレート》(公営民営方式)というややっこしい方式を採用する。昨年12月末には「PFI・DBO事業アドバイザリー業務委託に係るアドバイザー選定の指名プロポーザル」の業者として建設技術研究所、佐藤総合計画、サンワコン、長大、日建設計シビル、ニュージェック、野村総合研究所、三菱総合研究所、ユーエフジェイ総合研究所、パシフィックコンサルタンツの10社が指名された。2月19日にヒヤリングと審査員会を実施した。業者との契約は3月中旬だが、すでにパシフィックコンサルタントでやるようだが、その経緯にもいろいろと問題があるようだ。
 市内部でも新ごみ処理施設の処理方式がハッキリとしていないことに、市幹部も頭を痛めているようだが、最新の技術方式であるガス化溶融炉などを中心に検討されているはずだが、すでにこの段階でコンサルタント云々は、すでに施工業者が決まっているようなもの、という声も囁かれる。市は19年度稼働を予定しているが、施設整備費だけでも123億円を超す大事業だ。市民が納得いくような処理方式と業者選定を期待する。(写真は予定配置図)

■福島市「あらかわクリーンセンター焼却炉建替事業
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/nyuusatsu/arakawa/puro-you.pdf
■三鷹市の新ごみ処理施設整備基本計画素案報告書
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/garbage/gomigaiyo.htm#anchor146441
■パシフィックコンサルタンツ株式会社
http://www.pacific.co.jp/corp/



16年度予算に設計費1500万円を計上
市内に初の天然芝サッカー場を建設

 福島市は国体ソフトボール会場となった市内大笹生にある十六沼公園に市内初のサッカー場を建設する。これは先月20日、瀬戸孝則市長の定例記者会見で発表されたもので、完成すれば、市内初の天然芝サッカー場となる。規模は天然芝1面とクレー2面の3面で18年度の完成を目指す。新年度は実施設計を行い、17年度着工し18年度完成予定。敷地面積は4.7ヘクタール。16年度予算に設計費1500万円を計上した。(写真は建設予定地の十六沼公園)
■福島市議会ホームページ
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/gikai/index.html