地方が動けば、必ず国は動く!
共に生きる「共生の時代」を強調

 2月13日、福島駅西口・ウエディングプラザ「エルティー」は市内を中心とする政財界や支持者らで足の踏み場もないほどに埋まった。4年に一度、オリンピックの年に各地で開かれる福島市連合後援会主催による佐藤栄佐久福島県知事の『新年会』である。午後6時には、連合後援会会長である金子與志雄福島日産自動車代表取締役会長が「きょうは、ぜひこの場で知事から5選出馬の決意を聞きたい」と口火を切れば、来賓の坪井孚夫連合後援会会長、佐藤剛男衆議院議員、望木昌彦県議会議員、瀬戸孝則福島市長らが登壇し、佐藤知事の過去15年の実績をそれぞれ称え、5選出馬を要請した。それに応える佐藤知事は「東京を支えているのは地方であり、地方が今後も大きな役割を果たしていく。地方が動けば必ず国は動く。共に生きる共生の時代に、地方に今、21世紀の新しい種が生まれようとしている。皆様の言葉を厳粛に受け止め、県政の原点をしっかり踏まえたい」と出馬の意欲を見せた。横山俊邦福島市議会議長が乾杯の音頭を取れば、会場はすでに5選出馬ムードで盛り上がった。佐藤知事は夫人と共に会場を回り参加者と歓談したり記念写真におさまる姿に選挙戦への余裕が感じられた。参加者に佐藤県政15年の歩み『ふくしまの時代』と題する冊子(=写真下)が配布され、これまでの佐藤知事の実績とこれからの福島県の姿が描かれていた。

26日の県議会で5選出馬表明を予定

 佐藤知事は、2月県議会開会中の明日26日にも自民党の一般質問に対する答弁で、5選出馬を表明するものと見られる。
■平成16年2月定例会(会期30日間)の日程はこちら
http://www.pref.fukushima.jp/gikai/fu_5/01/data/2004-02.html
■2月定例会本会議実況(ライブ)中継
http://www.pref.fukushima.jp/gikai/fu_8/03/honkaigi.html


ともに、共生の21世紀へ

                         福島県知事 佐藤栄佐久

 新しい年の初めに当たり、県民の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。2003年は、イラク戦争とその後の復興支援の中での連続テロの発生や新型肺炎SARSの世界的な流行に加え、国内では、ありえない大規模工場等での火災事故や、大きな地震の相次ぐ発生など、社会を揺るがすような出来事が起こりました。一方、地方分権が三位一体の改革により、いよいよ税財源移譲の分野にまで進み、また、米政策改革や年金改革への取組み、足利銀行の一時国有化等の金融・経済政策など様々な社会システムの変革の動きが急速に進んでおります。そうした中でこれからの時代が求めるのは、再三お話してきた通り、20世紀をリードしてきた経済の論理や競争の原理を推進する「一人勝ち社会」ではなく、豊かさの意味をもういちど見つめ直し、地域の環境や自然、文化などの資源や、人と人とのつながりを大切にしながら地域社会の再生を目指す、「共生の論理」に導かれた社会であると私は確信しております。光はうつくしまから。ふくしまの時代が始まろうとしています。21世紀の共生という考え方に基づき、「一人ひとりの県民の立場に立つ」という県政の原点をしっかり踏まえながら、「いのち・人格・人権の尊重」、「循環型社会の形成」、「個性豊かな地城づくりの推進」、「経済や産業の改革と再生」…今年は特に真のうつくしまふくしまの実現に一歩も二歩も踏み出してまいりたいと考えております。厳しい社会経済情勢ではありますが、県民の皆様とともに、元気と勇気をふるいおこし、21世紀にふさわしい地域社会の実現に向けて歩き出そうではありませんか。全力を尽くします。なにとぞ県政にいっそうのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。(佐藤県政15年の歩み『ふくしまの時代』より抜粋)

【取材を終えて一言】
エルティの2階という2階はすべて人で埋まっていた。会場には市内の有力者が顔を見せ、互いにあいさつやら、いつもの光景である名刺交換が繰り広げられた。佐藤知事は最後の最後まで夫人と出席者らの間を回っては歓談する姿が印象的だった。公人らはそそくさと姿を消したが、一番最後に会場を出たのは知事だった。あちらこちらで記念写真に収まる知事の笑顔にはやはり余裕があった。福島県の人口がピークに達するのは今年だと語り、国に頼らない地方の役割がさらに重要になる」と佐藤知事。意味するものは、人口減少に対応する福島県のあるべき姿が問われる難しい時代と言えるだろう。5期という“ぬるま湯”に漬かるのではなく、すべてに真の挑戦者であって欲しい。