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天然の炭素セラミックを使った家とは?
見栄より快適性を追求した家づくりを!

 炭は奥の深いものであり、その正体はなかなかつかめない。そんな炭の不思議さを、いろいろな方にインタビューに登場して頂いた。前回伺った土田設計建築事務所が、須賀川市浜尾地内に画期的な「炭」を床下に敷いた現場があるということで再度、事務所を訪ねた。この現場を設計当初から担当した飛木佳奈さん【写真】に「炭」の効用とこれからの家づくりについて伺った。

800°以上で炭化させた炭は高質で弱アルカリ性

本誌ーまずはどんな炭を敷いたのですか。
飛木ー須賀川市のH邸の床下に敷いたのは「チャコルトン」という床下シート材なんです。【写真左上】
これは「木炭」や「竹炭」以上の効果があるということで、すでに関東以南ではよく使われているようで、今年4月に完成した伊東市にある若草幼稚園の施工例を参考にして、当社でもはじめて使ってみました。「建設メディア」でも「炭の研究会」の柳沼先生がおっしゃってましたが、800°を境に、それ以上で炭化させた炭が弱アルカリ性を含み、それ以下で炭化させた炭が弱酸性を含んでいます。チャコルトンは1400°で炭素化させた天然の炭素セラミックで、新素材として注目され床下に潜むゴキブリ、シロアリ、ナメクジ、モグラなどが弱アルカリ性によって寄りつかないという効果がありますから、これを採用してみようと考えたのです。炭を半永久的に使える環境、すなわち通気性や土壌改良などの場を与えることが大切なんです。須賀川牡丹園では、土壌改良に炭を使ってますよ。またあるところでは、建築廃材を二度焼きして土壌改良剤に仕上げたという話しもあります。
本誌ーそのチャコルトンという商品はほかにはどんな使われ方があるのですか。
飛木
ー亡くなられた方のご遺体にも使われているようです。臭いの素となっているアンモニアやトリチルアミンを吸収し、その吸収作用で遺体の腐敗を抑える効果もあるようです。ドライアイスは火葬する際にダイオキシンを発生させますから、厚生省では使わない方向に進めるという話しを聞いています。また、使い易さから建築用シートを遺体の下に敷いて使うとも聞きました。【写真右下】

電磁波を吸収する炭素セラミック

本誌ーH邸ではどのように使ったのですか。
飛木ーもちろん床下だけではなく、脱衣室、風呂、トイレ、台所(床下)といった水回りと壁、さらに電磁波を吸収するにはセラミックが良いことから天井にも使用しました。そのために電磁波の測定器も買いましたよ。
【写真左上】
本誌ーこれからはどんな物件に使用する考えですか。
飛木ー現在、当事務所で設計しています棚倉町の給食センターにも使う予定です。
本誌ーこれからの住宅についての考え方を聞かせてください。
飛木ー今回のH邸は住宅建築には特別な“こだわり”を持っています玉川村の石森工務店さんにお願いして、延面積144・の木造二階建てが完成しました。
【写真左下】
随所に地元の良さが生かされたと思っています。私は「高気密・高断熱」の住宅には意義がある方なんですよ。若い人たちは住宅を建築するときはまず値段とファッションから選んでしまいがちですが、健康についてもっと理解して家づくりをして欲しいと思っています。最近は自然、安全、環境といった点に気を配る方が多くなってきています。見栄よりは快適性を追求して家づくりを進めて欲しいと思いますね。
本誌ー前回は土田先生にもお話を聞き、いろいろと「炭」の効用や家づくりが理解できてきたと思っています。ありがとうございました。

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